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高濃度PCB含有電気工作物、早期処理へ規制強化

2016年1月12日 11:10

経済産業省は、高濃度PCB(ポリ塩化ビフェニール)を使用しているトランスやコンデンサーといった電気工作物の早期処理を着実に進めるため、関連する規制を強化する。省令や内規を改正し、電気主任技術者らによる確認の徹底を図るとともに、現在使用されている高濃度PCB含有電気工作物の使用状況について、定期報告を設置者に義務付ける。高濃度PCBを使った製品については、使用していることが分かった場合の「使用届」と、使用を停止した場合の「廃止届」を行うことが既に設置者には義務付けられている。ただ、都道府県などの調査によると、全ての製品について届け出がされていないことが判明。PCB特別措置法期限内の2026年度末までに処理を行うためには、使用中の製品を確実に把握し、期限までに使用停止することを促す必要がある。確認の徹底に関しては、「主任技術者制度の解釈及び運用(内規)」を改正。電気主任技術者や電気保安法人、電気管理技術者に対し、年次点検などで高濃度PCB含有電気工作物の有無の確認を行うことを明記する。これにより、「必ずチェックすることを義務付け、埋もれている物を掘り起こしていく」(経産省幹部)方針。