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株式会社 エレックス極東

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変圧器絶縁油の交換

2018年1月 1日 19:23

変圧器 絶縁油の交換作業

絶縁油は、変圧器やコンデンサーに使用されており、その主な役割としては、機器の絶縁性能を保つことと、機器自体の冷却を行うこととです。
長年使用いたしますと、絶縁油の性能が低下し、絶縁破壊の原因となる場合もございます。
変圧器内部の絶縁油が茶褐色になってきたら交換の時期になりますので、安全に電気をお使いいただくためにも絶縁油の交換をお勧めいたします。


絶縁油の手順

年次点検の際の変圧器の高圧絶縁抵抗測定が低下しているか、
変圧器の絶縁油を採取しての破壊試験の結果により、交換すべきか判断します。
設置から10年以上経過すると絶縁抵抗測定が当初より半分以下になり、茶褐色に変色します。
エレックス極東では、絶縁油の各種分析試験を行っております。ぜひご相談ください。

新油から劣化油への色相診断

 oil.png

絶縁油交換専用タンクローリ

 お客様の変圧器の容量によっては、絶縁油交換専用のタンクローリ車で向かいます。


  cartank.png


変圧器内の既存油の除去と洗浄

 変圧器内のコイルやリード板を傷つけないよう既存の絶縁油を抜きいたあと、

 新油で変圧器内の不純物を洗い流します。洗浄に使用した絶縁油も残さずに抜き取ります。
 
 before_trans.png
 

新しい絶縁油の注入

 変圧器内部がきれいになったら、新油を注入します。
 
 after_trans.png
  
高圧絶縁抵抗値

 変圧器のふたを戻して、高圧絶縁抵抗を測定します。
 異常がないこと、絶縁抵抗が回復したことを確認して、
 再送電および復旧します。