物質・材料を研究しているチームと九州の大学の教授らが共同研究し太陽光電池用に高品質で低価格な単結晶シリコンを製造する技術が開発された。変改効率は最大で18･7%を達成し、半導体用単結晶シリコンに迫りつつ、価格は3割から4割程度安く作れる。価格競争力が高く海外メーカーの太陽電池に対抗できる製品につながるのではないかと期待されている。

開発の進む超電導技術を用いた次世代フライホール蓄電システムが、メガソーラーと系統に連係された。この事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構のプロジェクトのひとつ「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」。蓄電システムを用いて太陽光発電の出力を平準化し、系統への不安定な電力供給を図る本事業開発が、新たな局面を迎えた。

27日、北海道苫小牧市で建設を進めていたメガソーラーの竣工式が開かれたと発表があった。出力は2万9800ｋＷで、年間発電量は一般家庭で約9千世帯分に相当する約3200万ｋＷ時を見込む。ＦＩＴを活用し、1ｋＷ時当たり40円で売電する。

愛知県知多市の新舞子マリンパーク隣接地で建設を進めてきたメガソーラー「ソーラーパーク新舞子」がこのほど完成し、15日に現地で竣工式を開いた。出力は1万2855ｋW、年間想定発電量は約1500万ｋW時を見込み、一般家庭約4千世帯分の年間消費電力に相当する。設置した太陽光モジュールは4万8328枚で災害時には電力を無償提供するため20ｋWの非常用パワーコンディショナーを設置している。

東京都と東京都環境公社は7日、太陽光パネルで発電した電気でスマートフォンなど携帯端末機器を手軽に充電できる国内初の無料スタンド「シティチャージ」を東京タワーに設置した。東京タワーを訪れた外国人旅行者や都民に活用してもらうのが目的。充電端子は3口あり、3人まで同時に使うことができる。発光ダイオード照明付きで発電容量は95Ｗ。容量38Ａ時の蓄電池を3個備え、夜間や雨天時にも使える。