絶縁油特性分析における水分測定装置を更新しました
2021年2月19日 16:40
三河センター解析ラボにて絶縁油特性分析で使用する水分測定装置を更新しましたのでご案内いたします。
水分測定の測定方法はカールフィッシャー法(電量滴定法)となります。電量滴定法は検出感度が非常に高く定量範囲も広い測定方法です。
●絶縁油特性分析における水分測定とは?
変圧器などの絶縁油を使った油入機器の保守の項目として、
電気絶縁油の定期的な特性試験がございます。
特性試験のうち、重要な試験項目として水分測定があります。
変圧器などの油入機器は経年劣化に伴い外部からの水分の侵入と縁油の経年使用における劣化の過程による水分が生成されるなどで、縁油中の水分が増加する傾向となります。
絶縁油の水分が増加すると絶縁破壊電圧が低下し、油入機器の事故につながります。
そのため、定期的も絶縁油中の水分を測定し絶縁油の劣化を管理する必要があります。