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株式会社 エレックス極東

ありがとう通信 vol.53

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電力安全課からのお知らせ

感電死傷事故に関する緊急注意喚起

7月に中部近畿産業保安監督部より感電死傷事故に関する緊急注意喚起がありました。今年6月から7月にかけ、感電死傷事故が5件(死亡2件、負傷3件)発生しています。改めて電気に対する安全意識を高めて、電気事故の未然防止に留意いただきますようお願い致します。

自然災害に備えた非常用予備発電装置の確実な動作の確保について

令和2年7月22日

中部近畿産業保安監督部
近畿支部

経済産業省では、毎年8月を「電気使用安全月間」と定め、電気事故防止に係る注意喚起やPR活動等を積極的に行っているところですが、今年6月から7月にかけ、感電死傷事故が5件(死亡2件、負傷3件)発生しています。

感電死傷事故の危険性が高い夏場を迎えるにあたり、これまでも以下のような点に留意いただくよう注意喚起してまいりましたが、今一度、感電死傷事故の未然防止に係る取組の徹底・強化をお願いします。

(留意すべき取組のポイント)

  • ・最大限、充電部に近接しないような点検計画となっているか。
  • ・設備の安全対策は万全に実施されているか。 充電部の防護対策(アクリル板、絶縁シート等)、充電範囲の注意標識等
  • ・作業者の安全対策は万全に行われているか。 絶縁用保護具の着用、高所における安全帯の着用、作業前検電の徹底等
  • ・作業の管理体制は万全に整備されているか。 作業手順の周知、連絡体制の整備、予定外作業の禁止の徹底等
  • ・作業者の安全意識が浸透するような、組織環境が築かれているか。
〈事故概要① 令和2年6月中旬発生〉
  • ・事故種別:感電負傷事故(感電箇所の電圧6.6kV)
  • ・事業場概要:工場(選任事業場)
  • ・被災者の状況:点検業者70代
  • ・発生状況:年次点検中に委託された作業者がVCBを引き出して清掃作業を行っていたところ、清掃用具が充電部に接触し感電負傷した。
〈事故概要② 令和2年7月上旬発生〉
  • ・事故種別:感電負傷事故(感電箇所の電圧6.6kV)
  • ・事業場概要:旅館(未選任事業場)
  • ・被災者の状況:解体業者40代
  • ・発生状況:建物解体にあたって見積をする際、PCB含有を確認するため変圧器の銘板を撮影しようとして、キュービクル内の変圧器に携帯電話を近づけたところ、高圧電路に接近し感電負傷した。
〈事故概要③ 令和2年7月中旬発生〉
  • ・事故種別:感電負傷事故(感電箇所の電圧77kV)
  • ・事業場概要:送電線路(選任事業場)
  • ・被災者の状況:点検業者50代
  • ・発生状況:送電鉄塔のアーム上で、絶縁棒の先に鏡の付いた点検具を用いて設備点検を実施していたところ、バランスを崩し活線に接触し感電負傷した。
〈事故概要④ 令和2年7月中旬発生〉
  • ・事故種別:感電死亡事故(感電箇所の電圧77kV)
  • ・事業場概要:送電線路(選任事業場)
  • ・被災者の状況:工事業者20代
  • ・発生状況:送電鉄塔の架空地線張替工事中において、充電部に接近し感電した。意識不明の状態で病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
〈事故概要⑤ 令和2年7月中旬発生〉
  • ・事故種別:感電死亡事故(感電箇所の電圧6.6kV)
  • ・事業場概要:学校(外部委託事業場)
  • ・被災者の状況:電気管理技術者70代
  • ・発生状況:停電作業を終了し、復電した後の確認において気付いた点(ネジのゆるみと推定)を発見したため、キュービクル扉を開けたところ、バランスを崩し、受電ケーブル立ち上がりのケーブルヘッドテーピング部分に左上腕部が接触し感電した。心肺停止状態で病院に搬送されたが、死亡が確認された。

中部近畿産業保安監督部近畿支部のホームページより

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