SOG付PAS(高圧気中負荷開閉器)の経年劣化による不良
- 設置場所:
- 某公共施設
- 状 況:
-
停電点検後にPASを入れたが、
受電電圧が正常に出力されなかった。 - 対 応:
- 経年使用されているPASでした。
劣化により内部で欠相が生じたと推測されます。
分解しての整備が出来ないため機器を交換しました。
PASは電柱の高い位置に設置されており、電気主任技術者は、地上から目視点検しています。機器の外観は異常がないように見えても、経年使用している機器では、損傷、劣化や機能の低下が生じております。PASは電力会社との責任分界点である為、使用年数が長くなればなるほど異常が発生する確率が高くなります。そして、突然異常で使用できなくなると全停電となり様々な損害やロスが発生します。このような状況を防ぐためにも、予防保全の観点からメーカー更新推奨時期である10年で交換しましょう。