クールビズやエアコンの温度設定など、季節のオフィスの節電対策は常識となりつつありますが、パソコン等のOA機器の節電対策はできていないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。自分の使い方にあわせて電源のオン、オフ設定を最適化するだけでも、電力のムダをカットすることができます。
複合機の省エネ対策
- 機器の集約化
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OA機器が多ければ多いほど消費電力は増えます。コピー機、プリンター、ファックスなど単機能の機器を複数使用するより、複合機を設置した方が機器の集約化が図られ、消費エネルギーも少なくなります。リース更新時や新規購入時には、複合機の導入を検討したり、オフィスのレイアウトを見直してみることも大切です。多くの人が使いやすい場所に、必要な数が設置されているか?複合機の設置場所を考えてみるのも一つの手です。ほとんど使われていない複合機がないよう、適切に配置することも考えてみましょう。
- 主電源をオフ、コンセントを抜き待機電力をカット
- 使っていない時には必ず本体の主電源をオフにしましょう。業務終了時など、しばらく使わない時にはコンセントからプラグを抜いておくことで待機電力を抑制することができます。1日あたりの一般的なコピー機の待機電力は約3.3kWhです。年間にすればかなりの電力を節約できると言えます。
パソコンの省エネ対策
- 省エネモード設定をカスタマイズ
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ディスプレイの電源を自動的に切るまでの時間やスリープ状態に移行するまでの時間を分単位で設定できます。自分の業務に合わせて、支障の無い範囲でできるだけ短い時間に設定することを見直しましょう。
- ディスプレイの明るさを調整
- 明るすぎることは電力の浪費だけでなく、目の疲労にもつながります。適度な明るさに調整しましょう。
- 長時間の不使用・離席時の待機電力カット
- パソコンの電源を付けたまま離席すると、その間もパソコンは電気を消費し続けます。短時間の離席の場合はスリープモードを活用すれば、戻ってきた時にすぐに元の状態から作業を再開することが出来ます。オンのまま放置するときと比べて消費電力は20分の1になります。休憩時や短時間の離席時にはスリープ、長時間の外出や帰宅時には電源をOFFにし、使い分けて取り組んでみましょう。
立ち上げるのが面倒だからと電源を入れっぱなしにしていませんか?
小さな積み重ねで省エネ・節電に繋がります。
無理のない範囲で、実行できる対策から取り組んでみましょう。