電気火災
- 身近な電気製品ですが、誤った使用方法・環境により火災を引き起こしてしまう危険があり、高温多湿の夏場や乾燥する冬場は、電気火災が発生しやすい環境が多くあります。機器の清掃や配線が傷ついていないか確認するなど、日頃から予防する必要があります
電気火災の原因と対策
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- ■接続部の緩みから出火
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差込プラグがコンセントから抜けかけていたり変形したりすると、過熱から出火の原因となります。
●差込プラグは使用時以外コンセントから抜いておく。
●差込プラグとコンセントが緩んでいる場合は使用しない。
●差込プラグを変形させないよう、抜く際はコードではなく本体を持つ。 - ■配線のショートや断線から出火
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コードの破損や絶縁低下により配線がショートすると、大電流が流れ火花が発生します。また、配線が断線してしまうと電気機器の使用中に配線が発熱し、火災に繋がります。
●コードが家具の下敷きになったり、押しつけにより傷がついてないか確認する。
●コードを束ねたり、ねじれた状態で使用しない。
●コードを柱や壁にステップル止めをしない。
- ■トラッキング現象による火災
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コンセントに差込んだプラグの刃間に付着した埃などが、湿気を帯びスパークを繰り返すことで出火する現象をトラッキング現象といいます。隠れた部分で発生するため、発見が遅れ思わぬ被害を引き起こします。埃や湿気が多い環境・家具などの陰に隠れているものには特に注意が必要です。
●長時間差したままのプラグなどは、定期的に清掃し発熱など異常がある場合は交換する。
●タコ足配線は避け、単独で差込プラグとコンセントを使用する。
●周囲にものを置きコンセントを隠さない。
電気火災の初期消火
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- ❶コンセントから差込プラグを抜く
- ❷ブレーカーを落とし電気を遮断する
- ❸消火器または消火スプレーで消火する
電気機器・設備を適切に管理し、
非常事態でも対応できるよう準備をしておきましょう。