CVケーブルとCVTケーブル
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- ■CVケーブル
- 3心一体構造のケーブルで、3心の導体(架橋ポリエチレンで絶縁したもの)をより合わせ、すきまを介在物(紙・ポリプロピレン・ジュードなど)で埋め円形に仕上げたものです。
- ■CVTケーブル
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単心ケーブルを3本より合わせたケーブルで、内部半導電層と絶縁体の2層を一括押出成形するE-Tタイプと、内部半導電層・外部半導電層・絶縁体の3層を一括押出成形するE-Eタイプがあります。E-Eタイプは界面から水分等が入り込む恐れがなく、水への耐久性があります。3心CVケーブルに比べ、下記のような特徴があります。
- 単心ケーブルと同じように扱えるため端末処理が容易。
- より合わせ構造のため曲げやすい。
- 放熱が良いため3心CVケーブルより許容電流が大きい。
- ケーブル外形は3心CVケーブルより大きいが、介在物がないため重量は軽い。
- 線心がそれぞれ別々のシースで保護されているため、1線地絡時に相間短絡に移行しにくい。
劣化要因と形態
高圧ケーブルは、大半が外気や雨水にさらされ厳しい環境下にあります。
定期的なケーブル診断の実施・耐水トリーに優れた
CVTケーブル(E-Eタイプ)の使用を推奨します。