C電気設備の耐震措置
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電気室の耐震補強や電気機器の固定と転倒防止が重要となります。電気設備の耐震措置状況を十分に確認し、耐震性の強化を図りましょう。電気主任技術者、建物・設備の施工業者や管理者等と協議し、適切な対応をお願いします。
- 予想震度の確認と電気室や配電盤床面の耐震補強。
- キュービクルや変圧器等の確実な固定。(ボルトの太さや深さ)
- 制御盤の転倒、移動防止処置。
- ケーブルを余裕のある長さで設置。
- 低圧母線(銅バー)との接続部にフレキシブルな編み込み線を使用。
日常生活での地震対策
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- 使用中の電気器具のスイッチは切り、アイロンやドライヤーなどの電熱器具はプラグをコンセントから抜く。
- 常時電源を入れる必要がある電化製品以外は、できる限り電源プラグをコンセントから抜く。
- 壊れたり水につかった屋内配線や電気器具は使用しない。
- 電化製品は水に弱く発火する恐れがあるため、電化製品付近に花瓶や水槽などを置かない。
- 日頃から分電盤がどこにあるか確認し、災害時はブレーカーを切る。
- 電気の配線や電化製品が不良となり電気が漏れるとすばやく電気を切る「漏電遮断器」を分電盤に取り付け、電気設備や電気器具の漏電による感電を未然に防止する。
地震発生直後に停電していた電気も電力会社で復旧工事が完了したところから
送電され、地震で壊れたり濡れたりした電化製品にも電気が送られるため短絡や
漏電火災の原因になります。
いつ起きるか分からない地震に備え、事前に対策をしておきましょう。