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フランスが進める「太陽光発電道路」、5年間で1000kmを建設予定

2016年2月15日 16:42

再生可能エネルギーの中で普及が進んでいる太陽光発電。しかし、メガソーラーなど大規模な発電設備を設置できる場所には限界がある。こうした中で大きな面積を保有する「道路」を活用しようという動きがフランスで進んでいる。フランスの道路建設会社と、太陽光発電に関するフランスの国立研究機関と5年間の共同開発により確立したパネルを使用した太陽光発電を行う道路である。多層基板内に埋め込まれた太陽電池セルで構成されており、これらのセルは多結晶シリコンの薄いフィルムによって発電する。パネルの下側には横方向のモジュールへの接続口が用意されている。パネルは世界中の道路で使うことが可能で、トラックを含むあらゆる自動車の走行に耐え得る仕様となっているという。パネルモジュールそのものはわずか数ミリメートルの薄さであり、非常に頑丈にできており、最適な抵抗性も確保しているため、道路工事の工程が必要なく、舗装道路上にそのまま装着できるようになっている。フランス政府では、今後5年間で1000キロメートルの道路を太陽光発電道路にするとの考えを示したとされており、普及を後押しする。